■日本で5番目に大きい島
屋久島は 周囲132km、総面積503平方km
と、結構大きな島で、
佐渡島、奄美大島、対馬、淡路島(16万2,000人、)、天草下島についで
なんと6番目に大きな島なのです。(沖縄本島のぞく)
が、人口約1万4,000人で来島者が年間17万人ほど訪れます。
ついでに、周囲55.8Km 面積93.62平方Kmの
沖永良部は人口1万5,000人、来島者が年間約7万人
その沖永良部に住んでいる私は
屋久島での「移動時間車で40分」などの文字を見ると
「遠っっ!!!!」と思っていたのですが、
信号も車も少ないので、思ったより運転するストレスがなかったです。
でも、G.Wやお盆などのシーズン中は
縄文杉までの登山も混雑するそうなので、注意。
■水がおいしい!!!
屋久島には九州で1位から8位までの山があって、
1位の宮之浦岳は1936メートルもあります
(ちなみに沖縄最高峰は石垣島 於茂登山(標高526m)
そんな山の多い島なので、屋久島の水は
10ml/g以下の超軟水と言われるクセのない水です。
屋久島のお水は水道の蛇口をひねって出る水でも、
超軟水と言われる10mg/l以下の5.6mg/
今まで飲んだ水の中で一番おいしかったです。
「屋久島の水売るほどある!」「屋久島はどこの水でも飲める」といいますが、
最近は訪れる人も増えて、特に登山中に
川の近くでおしっこしたりするふとどき者もいるので、
あんまりところかまわず飲まないほうがいいそうです。
南西諸島の水の硬度についての記事はこちら
(上記のデータは各自治体に電話して聞きました。沖縄本島は硬水と
よく言われてますが、元々そうだったけど、浄水装置が良くなって、
今は水道水は硬水じゃないそうですよ。)
■縄文杉は樹齢7200年ではない説??
樹高25.3m、胸高周囲 16.4m。
あの往復10時間ぐらいかけて登る縄文杉は樹齢「7200年」と言われていますが、
中心部が空洞になっていて、内側から採取した資料の科学的計測地は
樹齢2170年なんだそうです。
■食べ物の名物は「トビウオ」と「首折れサバ」
首折れサバは取った直後に首を折って、鮮度を保つから
首折れサバと呼ばれています。
■屋久島のバスの運転手さん、運転がめちゃくちゃうまい!!
神業のような運転テクニックをお持ちの方々です。
あのような細い山道で、私のようなへたくそドライバーが右往左往していても
すみやかに誘導してくれて助かりました。
バスに乗った乗客の人の話しによると、いろいろ屋久島の話をしてくれる
サービス精神旺盛なドライバーの方が多いそうです。
■観光地の設備がちゃんと整っている
屋久島の上屋久町のトイレの水洗化率は30.2%と高くはないのに、
屋久島の観光地のトイレが山の中なのに、水洗で
清潔で、ちゃんとあったりするのに驚きました。
(それでも登山道などは少なすぎなのが問題らしい。)
■あまり人の手を入れていない
ここは危ないんじゃない?ってところにも策とかなかったりします。
歩道を整備した道は、観光客のためではなく
自然のためなんだそうだ。
そうでないと、観光客が歩道以外を歩いてしまうからだとか。
縄文杉まで往復10時間かかる。
そこが素敵!
安房の町中でも夜は外灯も少なく真っ暗!!
だけど、暗闇だからこそ見えるものがある。
星空や月。それらに照らされて光る雨の雫。蛍。
世界遺産に認定されたことも、
県にお金がないことも、屋久島は守られていると思う。
クリーンエネルギー化計画など、
サステナビリティーに力をいれているところは立派!!
屋久島は屋久島であって欲しい。
■一人旅が多い
屋久島は一人旅の若い女性がめっちゃ多かったです。
---屋久島の問題点--------------------------
多くの屋久島の人々が言っていたのが、
「観光客の増加による自然破壊」でした。
海亀が日本一多く上がってくる島でもあり、
海亀の産卵を見学に来る見学者が年間4000人近くなるそうです。
上がってくる亀の数よりも人間の数のほうが多くて、
このままでは上陸する亀は減っていくだろうと言っていました。
また「登山ガイドの乱立」も問題なんだそうで。
「普通だったら無料でできる登山に
ガイド料金を取る価値のあるガイドは少ない」
とよくガイドさんが言っています。^^;
あまり山のことを知らずになってしまうガイドさんも多いそうです。
あんまりその島の海のことを知らないのに、
ダイビングショップを作る人よりも、
金銭的な負担が少ないため、もっと気軽に増えてしまうとのこと。
私は短いコースのみだったし、ガイドさんを雇って、
皆様のペースに合わすほうがしんどいだろうと
思ったので、友達と二人でぶらぶらしていたのですが、
結構楽しかったですよ。
しかし、ガイドさんは山の道を整備してくれたりとか
屋久島のために無料でしている活動も多く、豊富な知識と経験がある人であれば
とても価値あるガイドになるのかもしれません。
屋久島では時間配分が出来ずに、遭難したり、
年間数名の行方不明者、死者をだしているので
過信も禁物ですね。